概要

十勝バスは、北海道帯広市に本社を置くバス事業者です。
十勝管内で路線バスを運行しているほか、帯広から札幌・旭川への都市間バス(長距離路線バス)や十勝管内の観光地を巡る定期観光バス、北海道内各地へ貸切バスも運行しています。

1970年代以降は利用客の減少に伴う減収が続いていましたが、近年の積極的な営業活動によって2011年には40年ぶりの前年比運送収入増を果たしました。
地方のバス会社の増収は全国でも珍しい快挙とのことで全国ニュースでも取り上げられ、書籍化・ミュージカル化までなされました。

また、少子高齢化社会を見据えてか訪問介護・通所介護・福祉ハイヤーなど各種福祉サービスも手がけています。

歴史

1916年設立の十勝自動車が、1944年の戦時統合で十勝管内のバス事業者を統合し帯広乗合自動車となりました。1955年に十勝バスへ社名を変更しています。
1952年に拓殖バス・道東バスを分割しましたが、道東バスは1971年に十勝バスと合併しています。
1987年の国鉄広尾線・士幌線廃止に伴い、代替バスの運行を始めました。2006年のふるさと銀河線廃止に際しても十勝側の代替バスを運行しています。
1999年にはJRバスが帯広から撤退し、一部路線を引き継いで運行しています。

路線バス

かつては十勝管内全市町村に路線を有していましたが、現在では新得町・鹿追町・豊頃町・浦幌町から撤退しています。また清水町へはポテトライナーとスクールバスのみの乗り入れで一般路線はありません。
陸別町には道東バスから引き継いだ路線がありましたが、道東バス合併が1971年、陸別町のバス自主運行開始も同年とのことなので程なく廃止された模様。しかし、2006年のふるさと銀河線代替バスの運行開始に伴い陸別町に路線が復活しました。
2014年現在、帯広市・芽室町・音更町・士幌町・上士幌町・幕別町・池田町・本別町・足寄町・陸別町・中札内村・更別村・大樹町・広尾町の1市11町2村に一般路線を有しています。

都市間バス

1989年、札幌帯広間の帰省バスを北海道中央バス・JR北海道バス・北都交通・北海道拓殖バスとの5社共同で運行。翌年より「ポテトライナー」として通年運行化しています。
同じく1989年には帯広釧路間の「すずらん号」をくしろバスと運行開始。また1993年から北見バスと期間限定で北見帯広線、1994年には道北バス・拓殖バス共同運行の帯広旭川間「ノースライナー(狩勝峠経由)」に参入。翌95年には三国峠経由の「ノースライナーみくに号」を運行開始。
しかし2006年にふるさと銀河線代替バスに代替される形で北見帯広線を廃止、2010年にはノースライナーみくに号から撤退、2011年にはすずらん号も廃止され、2014年現在ではポテトライナーとノースライナー(狩勝峠経由)の2系統を運行しています。

貸切バス

貸切バスの歴史は比較的古く、十勝自動車時代の1934年には遊覧バス免許を取得。帯広乗合時代の1949年には一般貸切旅客自動車運送事業免許、いわゆる貸切免許を取得しています。
1970年に発足した北海道観光バス手配センター(現ひがし北海道観光バス手配センター)に当初から加盟。1987年から夏季限定で札幌圏に事業区域を拡張、新千歳空港の開港した1992年には期間の限定が解除され、同年千歳に営業所を設置しました。
2014年現在においては、帯広・釧路・北見・札幌の各陸運支局管内と占冠村を事業区域としている模様です。